TOPページ主な原因疾患 > 変形性腰椎症

背中や腰の痛みがある人が病院で診察を受けても椎骨変形以外に特定の疾患が見当たらない人につけられる略式の名称が腰椎症です。

例えば、朝起きたら腰周りが痛いけれども昼ごろになると徐々にましになってくる。

足がシビレたりすることはないが、シビレたように感じる事や腰背部に重量感があるなど、脊柱変形が認められれば、脊椎症などと言うはれるかもしれませんが基本的に同じ背骨変形であります。

しばらく様子を見たり精密検査により特定の疾患が見つかれば正式な病名がつくこともあります。

現在考えられている主な原因について知りましょう。

骨棘

脊柱の加齢による腰椎の退行変性が主な誘因で歪み変形から骨の出っ張りなどが生じ腰に痛みを感じると考えられています。

腰椎を支える椎間板の弾力性が減少し線維輪が外側に突出すると線維輪や靱帯に外側に突出する大きな引っ張る力 が繰り返えされます。

すると本来は骨でない部分に骨が出てきます。
これは、「骨棘」と呼ばれ、レントゲンでは棘のように変形して見えるためそうのように呼ばれます。

そして、棘(トゲ)がせり出すことで腰椎の中を通る神経に刺激を与えることにより痛みが引き起こされる場合もありますが、50歳以上の男性で8割、女性で6割に骨棘が普通に出現し、殆んどの男女が、それによる神経刺激症状がないだけでなく、痛みや痺れがある例においても、それが神経圧迫かどうかも不明である事実から、痛みの要因になっているとは言えなく、むしろ、腰椎ズレとや同様に加齢による自然現象であると考えられています。

全般に言えることですが本症においても未だに明確な原因がつかめていないと言えます。

仙腸関節面を構成する寛骨の前方並進に対し適切な矯正で歪みが改善されます。

もし、上位や下位腰椎の変形部分が痛みのもとなら、もはや保存療法やリハビリでは緩和しないはず ですが骨盤帯の仙腸関節を正常な動きにすることで、腰下肢症状の改善が見られることが筆者の臨床経験からも言えます。

通常は、シップや塗り薬、症状が酷いようなら消炎鎮痛剤やコルセットが予防策として用いられます。

しかし、コルセットも根本的に治す方法ではありませんので、上手くつきあっていくしかありません。

代表的な症状に朝方痛いが、昼頃になると緩和してくるパターンがありますが、これは骨盤帯にある左右寛骨の一方が仙骨の対して前方に並進している事でよく起こりますので、これを正常に戻す事で改善されます。

骨盤の歪みから正常な関節面の滑走がない状態でも、動くことにより不適合ながらもすべり運動を取り戻すと考えられ、そのため昼後になると痛みはマシになってきます。

しかし、翌朝になると前日同様、関節不滑走の状態になっていますので、痛みで食欲もでない状態に戻っています。

筆者の臨床経験でも、ご飯が食べれないほど朝方痛い、CT・レントゲンでも異常がなく原因不明とされている患者さんで、つねに消炎鎮痛剤を服用されている方もいらっしゃったのですが、、触診と上後長骨棘の可動性検査で前方への並進と判定が出来ます。

このように寛骨が仙骨に対して上方から前方並進していると、歪みから正常な仙腸関節運動が極端に阻害されてしまいます。

実際にその運動が上手く機能していないのが、臀部にある上後腸骨棘に付着する靱帯の肥厚からよくわかる場合があります。

酷い例ですと、寛骨にある上後腸骨棘が触診でも見当たらない程の患者さんもいますので、そのような例では、午前中痛みのため殆んど活動が出来ない状態であります。

上述のように早朝痛いのは、痛みのある側の寛骨の運動制限と考えられるために、この並進を取り省く矯正で、仙腸関節が滑らかな動きを取り戻せば、それら周辺に付着している筋群や靱帯の異常緊張が弛緩し、徐々に痛みがひいてきます。

筋肉質な方やふくよかな方などは触診からだけでは、判明しずらい事もありますが、寛骨の左右差を慎重にテストすることで およその見当はつきます。

そして、上述した症状と病院での腰椎症診断があれば、ほぼ間違いがないかと言えます。

前方並進状態を治すには適切な手技が必要となり、一般的に行われているソフトな手法では、長期間繰り返しの矯正が必要か、もしくは効果がない場合もマレにあります。
また、スラスト系の強い手技でも圧の掛けたかを間違うと骨盤帯はビクともしないと言えます。

このサイトで何度も繰り返しご説明していますが、人間が自重を乗せてズレと反対方向に強い圧を瞬時にかけて 、歪んだ骨盤が動いて治ったように見えても、それは一時的に筋靱帯が引っ張られ、そのように見えただけで、余程の偶然がない限り まず動きません。

もし正常な仙腸関節の動きを取り戻せても、極端に肥厚した背側靱帯の肥厚がやわらぐまでに数週間は要すると言えます。

特に40歳~60歳位の方は、本症とされても骨盤絡みの可能性が高いと言えます。

70歳~80歳位の方になると、例え正常な運動を取り戻しても、完治するまでに時間がかかったり、効果があまりないこもあります。

単に腰椎変形からだけではなく、加齢による靱帯や筋の椎間関節などの退行変性など複合的な要因があるのではないかと 予測も出来ます。

神経学的な検査は陰性で知覚異常や筋力の低下は殆んどなく、下肢が痺れっ放しでもなく、シビレたように感じる 時がたまにある場合には、近隣の整体やカイロなどで、一度見てもらいましょう。

但し、現在の骨盤状態をしっかりと判定出来るそれなりの技術のある術者に施してもらう必要があります。