TOPページ主な原因疾患 > 筋筋膜性腰痛

背中の表層にある太い筋やそれに付随する靱帯の起こる脊柱起立筋の炎症から生じるものが筋膜性の腰痛です。

この筋は、丁度、背中の骨の左右を走り、男性ならハッキリと目視でもわかる程の盛り上がりが見えこともあり、触診からでも容易に識別が可能です。

背中の左右を走るものを長背筋群と呼び、そのうち浅層のもが脊柱起立筋で、本症と密接な関係があります。

起立筋は頚部から臀部まで複数の筋層により構成されていますが、特に腰部付近の筋膜障害で発症し年齢・性別に関係なく生じる事でも知られています。

だれもが一度は経験したことのある、ごくありふれた疾患でありますが、その原因や症状、治療法について解説していきます。
また、骨盤帯との関係や矯正法についてもご紹介します。

どのような原因があげられますか?

脊柱起立筋

通常、腰臀部に強い力が作用した時や、体の急激な捻転でバランスが崩れた場合などがきっかで脊柱起立筋の筋膜炎症が生じると考えられます。

例えば、慣れないスポーツや山登りなどで、普段は使わない筋群や靱帯を急激に酷使することにより痛みを起します。
また、長時間、立ちっぱなしやデスクワークなど座りっぱなしによる同一姿勢の長期化も要因となります。
同じ姿勢を長時間続けることは、起立筋浅層や深層に対し一定の負荷を掛け続けることになるため、徐々に疲労し異常収縮を起します。

異常収縮すると筋膜上層や下層に血流障害を起し、乳酸などの老廃物の運搬も滞り、その周囲にまで波及していきます。

このように不良姿勢や同一姿勢を続けることのよる筋疲労も原因になったりします。
そのため姿勢性腰痛とも呼ばれたりしますね。

保存療法や自分で出来る改善策などについて

そのまま何もしなくても、数週間位で起立筋筋膜層の疲労から起こる殆んどの痛みは消失しますが、慣れない運動などにより発症している場合にはシップも塗り薬も有効です。
どうしてもつらいようですと、外用薬シップを患部に貼り付け短期の消炎鎮痛剤の服用も有効です。

但し、長期間シップを貼り続けることや消炎鎮痛剤の服用を続ける事は避けましょう。
長期間、シップを貼り続けることで患部に皮膚のかぶれや痒みだけでなく、そのかぶれを鎮めるために更にステロイド軟膏などの薬を処方されている方をよく見かけます。
また、シップを貼り続けることで治りを遅延させる可能性があります。

ご自身で出来る対策では、デスクワークなどでが起こる場合には、定期的に正しい姿勢をとるようにすることが一番大切な予防となります。

30分に一度くらいの割合で、仕事の手を休めて背筋を伸ばすようしたり、軽いストレッチなどしましょう。
これだけの事で腰に疲労が溜まるのを防げます。

急性筋膜炎だけでは骨盤帯を触る必要はありません。

もし骨盤の歪みから仙腸関節の閉鎖力不全が原因で筋膜炎を生じている場合には、当人が気をつけることは、過度な運動やスポーツなどで骨盤の捻り動作を避けることです。

そのまま日常生活をおくる間に自然治癒する可能性が高いと考えられます。

これは骨盤帯を構成する左右の寛骨と仙骨を連結している仙腸関節に荷重が上手く伝わらない初期の状態で関節の滑りが低下しする事で脊柱起立筋に緊張を起していますので、よほど仙腸関節に負荷がかかる動作で歪みが固定化しない限り自然治癒すると考えられるため特別な対策は必要ありません。

ひとまずは無理をせず自宅で外用薬で緩和させるか、軽い体操も有効ですす。

数週間経過し不良姿勢を避けても痛みが改善されない、太ももや突っ張る、臀部にも違和感を感じるようなら、近隣の整体やカイロなど歪みを矯正してくれる施術所や整体院に問い合わせてみてください。