TOPページ主な原因疾患 > 仙腸関節性腰痛・仙腸関節炎

仙腸関節

ここ数年注目されている仙腸関節が原因で起こる腰痛は、ギランバレー症候群や脊髄炎などウイルス感染による炎症で起こることもありますが、殆んどが非化膿性であると考えられています。

過去に外傷既往歴のある方が骨盤帯にある寛骨と仙骨を結ぶ ラインに限局した痛みや、重量感や臀部痛などを併発する例などがあります。

しかし、現代医学をもってしても、この関節については研究段階で、その全容はつかめていないため原因究明は途上であると言えます。

その他、腰痛を生じてから病院での理学療法や民間療法などで骨盤に対する過度の徒手療法が引き金となり起こるのではないかと考えられます。

短期間に矯正を徒手で連続で行ったりする事で正常な運動が取り戻せれば炎症は起きませんが、そうでない場合や捻れ状態が把握できていないま、何らかの手技をやり過ぎることで炎症が生じ、そこに限局した痛みもしくは、運動低下による、筋・靱帯の異常緊張から臀部・下肢・腰部に疼痛が生じてくると考えられます。

しかしながら、例え整形外科等を受診しても画像診断等の検査で特定の異常が見当たる事自体 が少数であるため、例えネジレが存在してもマズ指摘されることは無いと言えるでしょう。

実際、単なる炎症かどうかは、関節部分に限局し臀部痛や下肢の突っ張りシビレ感がないかどうかになります。

保存療法や徒手療法による注意点や予防策などについて

通常、ウイルス感染などその原因がハッキリした際には病院で適切な治療を施す必要がありますが、殆んど原因不明となりますので、徒手療法もしくは保存療法による手立てになります。

上述したように、動作痛もしくは、圧痛を覚える事も多いので、 この関節に限局した痛みもしくは、シビレ感・殿部痛を越えるほどの疼痛が仙腸関節部分に感じられる場合を例にして、徒手療法ならびに、保存療法につて解説していきます。

急性の痛みでは何もしなくても数日で酷い症状は引くので安静にしていれば治まりますが、炎症が酷く慢性化している場合は消炎鎮痛剤やシップ・座薬やブロック注射となります。

しかし、消炎鎮痛剤やブロック注射の効果は限定的です。

通常、酷い痛みを感じている例では骨盤帯を触る事は基本的に厳禁です。

何らかの手技を施す事で一時的に歪みが緩和されても、その後に悪化したり、または、全く効果がないため、腰に負担がかからない姿勢で安静にしているしか他手立てがありません。

そのため、矯正を施す場合においては、その変位状態を十分確認する事が大切で、仙骨・もしくは寛骨からの強い刺激により悪化することがあります。

特に症状が長期化している場合には、慎重に対応する必要があります。

その一例をご紹介すると、骨盤の歪みから仙腸関節癒合不全により正常な動作が機能していないパターンです。
ごく少数なのですが、慢性化してる患者さんにみられ、初期の段階と違い数年から十数年経過した例では検査も慎重に数回行うことで判定が可能です。

正常に癒合が確保できていない状態でマニュピィレーションやモビラィゼーション等の手技を施しても変化が無いか後に悪化しますので注意が必要になります。(過去の筆者経験上)

もし、ご自身が腰から臀部周辺やにかけて酷い痛みや割れる様な感じが長期化しているだけでなく、どこが痛いのかもわからない程の時もある。

横になっている以外は楽な時がない、 或いは日によって痛み方が違うが仕事もままならなく、整形外科での検査やMRI/CT画像検査でも異常が見当たらない場合は、 痛みが癒合不全から生じている可能性も考えられますので適切な手技による矯正と骨盤ベルトによる長期の養生により改善されます。

つまり、癒合不全を解消しその状態を安定させるためにベルトによる予防が必要です。

コラム

「病院では治らない仙腸関節炎の治療」、このタイトルは本の題名で、神戸市在住の吉岡さん(女性)がどのように、この病気を治したか時系列で克明に記載しておられ、筆者はこれが癒合不全から生じた典型的は痛みであると考えています。

大学病院や整形外科・整体・カイロ・鍼灸・ゴムバンドなど有名なありとあらゆる治療を行っても効果がなかったが、最終的には、AKA療法に自律神経免疫療法と噛み合わせ治療により完治に至ったとされます。

筆者が注目していたのは、どのような誘因で炎症を引き起こしたのか?この点がとても重要で著者の場合は、ドアに足を挟んで転倒するような形で極度に片方の足を牽引されたことがきっかけとなり、それから酷い痛みのため入院・休職と生活パターンを根底から覆されたようです。

上記三つの治療で、どの方法が功を奏したのかわかりません。

筆者が拝読したのは、随分過去になります。

当時は、脊柱・骨盤療法でもAKA療法同様に仙骨側からの手技と鍼で施術を行っていましたので、いったいどのように炎症を起し続けたのかが拝読しいてもよくわからなかったのですが、今、考えれば、患側の寛骨下方変位から癒合不全を引き起こしていたと予測出来ます。

そして、AKA療法・自律神経免疫療法・かみ合わせ治療で完治したとすれば、癒合不全による症状 だったと予測できます。

恐らく強度の牽引による片側寛骨の下方変位から民間療法における過度の手技が炎症を助長し癒合不全に陥ったのだと思います。

この症状全自体はよくみられ、初期の段階なら矯正も簡単で治癒も早く、また自然治癒する可能性も高いと考えられますが、ある変位から不適切な手技により骨盤帯をいじられすぎたりすることで融合不全が起こると、大変厄介になるために、施術を受ける場合は、この関節のことをよく理解された医師や近隣にある施術所や整体院で診てもらう事が必要です。