もし、整形外科のMRI画像診断から椎間板に生じたヘルニアと診断されても骨盤・脊柱の変位から腰痛や痛みシビレ感が生じていれば適切な仙腸関節アプローチにより緩和・改善されます。

なかに骨盤帯と双方から影響を受けている事もありますので、検査と徒手療法により、ヘルニアによるもなのかそうでなかったのかの区別がつきます。

本症において、仙腸関節変位パターンが軽度なものから、より複雑なものまで存在し、画一的にそのパターンを分別することは出来ませんし治療マニュアルもありません。

骨盤の歪み状態の中の一つに寛骨の後方回旋によるものがあります。

これは本症と非常に似通った痛みやるシビレ感じる事が多いと言えます。

下肢神経痛の施術

骨盤を構成する左右の寛骨の一方が何らなの原因で後方に変位した仙腸関節不適合状態は、椎間板ヘルニア同様の症状をよく呈しますので、これを解除する事で腰痛や臀部の重いだるさが軽減もしくは改善しうる可能性が高いと言えます。

早期に矯正を施せば完治する可能性が高いと言えます。

但し腰痛は改善されても坐骨神経圧迫によるシビレ感については、治療するまでにどれ位の期間が経過しているかや、感覚がおかしくなりはじめてからの長さや強さによります。

出来るだけ早期でないとシビレ感だけは残る可能性が高くなります。

異常感覚や痛みは他の腰痛疾患も同様で早い目の対処が必要と言えます。

やり方を解説

  1. 患者さんはうつ伏せになり、術者はスタンスを大きめ立ち位置を確保する
  2. 術者が患者さんの寛骨(腸骨稜)に片手(豆状骨)をあて矯正を下方に加えていきます。
  3. 次にもう片側の寛骨(腸骨稜)に2と同様の矯正を加えていきます。
  4. 脚長差や胸腰椎の側湾の変化を確認しながら数回繰り返して矯正をする
  5. 左右交互に行うことで左右の寛骨が調整され、仙骨の傾きが解消される。

この方法は障害がある側だけでなく左右の寛骨を調整することで、仙骨部や脊柱のアンバランスを改善していく方法です。

これ以外にも患者さんを側臥位にして、寛骨もしくは仙骨側からダイレクトにコンタクトして行く方法もあります。

整体やカイロ・整骨どの方法においても、歪んだ骨盤を正常に戻ことを目的としていますが、筆者の経験上、何らかの手技を施すこす事で、筋や靱帯が伸張され、一時的に坐骨神経症状であるシビレ感が楽になり捻れがなくなっているように見える、もしくは見えてしまう。

一時的に筋や靱帯が伸張する事でヘルニア脱出から起きた痛みを感じる閾値が上がり痛みを感じにくくなる。
また、一時的に可動域も改善され、これまで感じていたシビレや筋の突っ張りやも少し改善されたのでは?と患者さん側からもそう思われます。

しかし、残念な事にこれらの施術を受けても、多くはその時だけや数日の間しか効果がなく神経痛やシビレ消失持続しません。

運がよければ数ヶ月ほど痛みが解消されてる事もありますが、根本的には治る確立が低いと考えられます。

強靭な靱帯で補強されている仙腸関節は、人間が少々力を入れてたくらいでは動くことはなく、動いたように見えても力の入れ方と矯正の方向を少しでも間違うと予ほどの偶然でない限りマズ動くことはありません。

つまり、一時的に骨盤の歪みが解消されたように見えても、それは、スラスト等の手技で関節を補強している靱帯や筋肉の緊張が緩和し伸縮性を取り戻すため脚長差などが治っているように見えるだけで、数分~数時間後に、軽い運動などをしてもらい再度検査を行うと元に戻っています。

実際には、戻ってしまったのではなく、最初から骨盤の歪みが解消されてないだけです。

つまり、上からや横から寛骨や仙骨にどんなに力を入れても、ズレと反対方向に自重を乗せて力いっぱいスラスト手技を行っても徒労に終わる確立が大変高いと言えます。

民間療法に効果がありながらも、未だにその評価が定まらない最大の理由は上記の通りであります。

そのため仙腸関節の役割や関節面の構造と施術法に精通している整体やカイロプラクターに矯正をしてもらう必要があります。

カイロや整体院での施術を受ける上での注意点

ご自身に生じている症状が椎間板のヘルニア脱出が原因でなく、骨盤帯に起因しているのではないかと疑われ、今現在、民間療法を受けておられる方、 今後、カイロプラクティックや整体院などで施術所で矯正ご検討されている方に注意して頂きたいたいことは、大きく二つです。

一つ目は仙腸関節機能異常があるかないかをハッキリさせる事です。

異常があるかないかは検査からわかりますので、異常がないのに施術を受けてもは治りません。

もし、異常があるのなら、ただズレているだけでなく、どちらが、どのような角度で、どの方向ズレているかしっかり説明してもらいましょう。イラストで書いてもらっても構いません。

二つ目はどうすれば、どれ位の期間で改善されるかです。

矯正を受けられる前に、どうすれば、どれ位の期間で改善するのか、担当者から聞いておきましょう。

もし、仙腸関節の異常か解消されても坐骨神経痛やシビレが治まらなければ、骨盤帯とも無関係であるため、次の手当てを考える必要があります。

その他注意が必要なのは問診時に数年~十数年以上前に臀部を打ち付けるような事故があったかどうか伝えましょう今現在の痛みとは無関係だと考えらているか、もしくは忘れられておられるパターンが非常に高いと筆者の経験から言えます。

過去の事は、あまり関係がないのでは?とか考えられる患者さんも多いのですが、仙腸関節がが真の原因で痛みを引き起こしているのなら、過去の事故は大変重要になってきます。

昨日、今日の事故だけでなく、過去の外傷(尻餅や転倒など)についても矯正を受けられる際には、術者に伝えることがとても大切です。

過去の例では、およそ15年以上前に臀部から転落し一時的に動けなくなった経験のある男性の方がいらっしゃいました。

痛みの原因はこれだったのですが、問診時に伝えることで正確な矯正を施していただける可能性が高いと言えます。

椎間板ヘルニアメニュー