TOPページホントに?腰椎椎間板ヘルニアの痛みですか? > ストレッチ体操による腰椎椎間板ヘルニアの改善法

他動的な運動療法で、下肢の筋肉に対するストレッチング方法について知りましょう

例えば腰椎前湾など姿勢や筋の緊張や収縮不全、 可動域の低下・圧痛点などを検査から判定して徒手でストレッチングを行います。

ここでは、腰痛に伴う坐骨神経の滑走訓練や仙腸関節多裂筋・腸腰筋・大腿筋膜腸筋の他動的な運動の方法について解説していきます。

一般的には病院の理学療法では下記のような方法が用いられることが多いといえます。

坐骨神経のストレッチ

但し、根本的に腰椎のヘルニアを治す方法ではありませんので、三ヶ月程度継続しても改善されないようであれば、 体操による改善の限界とも考えられています。

坐骨神経滑走を目的とした体操のやり方

患者さんの膝関節を曲げて股関節を伸ばし外転・外旋(外側に広げて回す)位置から、これと逆方法に術者が徒手で行う。
つまり股関節を曲げて内転・内旋(内側に閉じながら回す)していきます。

椎間板ヘルニアでは腰痛とともに坐骨神経痛を呈する例が多いために、最初は抵抗や痛みが生じるため柔和に行い 、ストレッチ効果により筋緊張が緩和されれば、可動域を徐々に広げていきます。

慣れてくれば、術者の介助が無くても患者さん自ら体操は可能です。

(仙腸関節部多裂筋)を弛緩させる体操のやり方

多裂筋のストレッチングは、術者が一方の手で骨盤にある仙骨を固定し、もう一方の手で後仙腸靱帯を触診しながら、仙骨と腸骨を引き離す力を加えていきます。

片方の手を腸骨稜におき、もう一方の手を坐骨神経の通るラインにおいて固定してから、寛骨を後ろ方向に傾斜させ多裂筋を引き伸ばす運動を行います。

片方の手を大転子の置いて、もう一方の手は腸骨稜に、その状態で股関節接触面に押し当てる手技を加え腸骨を後傾させます。

大腿筋膜腸筋および中殿筋に対する体操のやり方

体操

腰痛とともに大腿筋膜腸筋および中殿筋にもヘルニアを患うと筋緊張が見られる傾向があるために、この筋緊張を緩める上でもストレッチは大切であります。

中臀筋や小殿院に対して股関節を曲げたり外に開いたり内側に回旋させたり介助者によりストレッチを行います。

腰痛や下肢の痛みが見られる場合は痛みのない程度で他動的に行います。
慣れてくれば徐々に可動域を広げていきます。

術者は骨盤を片方の手で固定して、股関節を内転・外旋(足がクロスするように)の力を加えていきます。
大腿筋膜張筋は臀部から大腿外側を走行していますので、応力を加えると伸張されていきます。
この時に骨盤をしっかりと固定する必要があります。

腸腰筋に対する体操のやり方

腸腰筋 ストレッチ

腸腰筋は私たちが歩いたり、ものを蹴ったりする時に働く強力な筋肉で、異常緊張を生じ、しばしば拘縮が診られることもあります。

この筋の緊張が痛みを引き起こしている事もマレにあります。

ヘルニアでも坐骨神経痛を呈している例では、この腸腰筋を緩めても根本的な治療にはなりませんが、 一時的にでも運動により腰部や下肢にかかる負担を軽減させることで腰痛も改善します。

腸腰筋を骨盤内側で触診して痛みを確認後、股関節に対し牽引手技を行い股関節屈曲のストレッチ運動を行う。

足首を保持し牽引する方法もありますが、術者が患者さんの片足を肩に乗せて膝関節を曲げた状態で、股関節と大腿の付け根を両手で保持し、この状態から牽引の力を加えていきます。
そうする事で腸腰筋だけでなく、股関節周辺の筋靱帯も弛緩していきますので腰痛の予防にもなります。

この牽引の徒手は、筋反応と運動性を高め痛みを軽減させる目的もあり、PNF療法とも呼ばれます。

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