TOPページ脊柱管狭窄症の治療前に > 腰部脊柱管狭窄症の原因と症状

腰部にある神経の通り道である骨性トンネルが狭くなることで起こる病気です。

椎間板ヘルニア

背中の中央部にある脊柱管と呼ばれる神経のトンネルが何らかの理由で小さくなり、中を通る神経が圧迫されることで様々な症状がでる病気です。

骨性のトンネルが狭くなる要因として、骨性の変化や黄色靱帯・椎間関節・靱帯の変性によるものがあげられます。

まず、骨性脊柱管の大きさや断面積や椎弓根の発育は10歳から12歳頃までに決まり、その後、体の成長とともに背骨は伸びていきますが断面積は増えません。

遺伝性の疾患や元来より狭い人でも青年期には症状が現われにくいのですが、加齢とともに椎間板に変性が起こり、これによって椎間関節の変性や黄色靱帯の肥厚がさらに狭窄することで発症すると考えられています。

一般的には成長期から激しい運動や労働をしてきた人では背骨の変形が起こりやすく骨性のトンネルが狭くなるのではないかとされます。
また、上位腰椎が下位腰椎の対して前方にすべりを起しやすい椎間関節の構造機能を有している方などでは、 30歳~50歳位にかけて、腰椎4番と腰椎5番で腰椎のすべりが起こり、狭くなってきます。

神経圧迫症状は骨盤変位による仙腸関節の捻れでも起こります。

その他では、仙腸関節の捻れによるものが成因としてあげられます。
片側の骨盤変位により仙骨が前傾もしく は後傾する力が常に働き続けますので、脊柱はそれに併せて変形していきます。

特に下位腰椎には大きな力が働きますので、必然的に腰椎4番と5番目にすべりが起きやすいと言えます。

但し、骨性のトンネルが狭くなるのではなく、歪みによるすべりで腰部の脊柱管が圧迫されるまでには、それ相当の年数が掛かりますので、それとは関係なく 靱帯肥厚や筋緊張から腰痛を生じます。

馬尻尾型・神経根型・混合型にわけれます

状態をもとに三つの型に分類できます。

  1. 馬尾型:自覚的には下肢、お尻、股の異常感覚や膀胱直腸障害、下肢脱力感などを主訴とし腰痛は少ない多根性神経障害であるとされます。
  2. 神経根型:自覚的に下肢の痛みを主訴とし、感覚障害・運動障害がみられます。 ブロック療法によって著明な改善が見られるやすい。
  3. 混合型:馬尾型と神経根型が合併したタイプになります。

現在考えられている狭窄を起こす原因を7つご紹介します。

現在考えられる骨性のトンネルが狭くなる要因は下記の通り7つです

  • 先天的な狭窄
  • 全身の骨格異常によるもの
  • 脊椎の変性に伴うもの
  • 椎間板ヘルニアが合併した混合性狭窄
  • 腰椎分離症やすべり症に伴う狭窄
  • 椎弓切術後・固定術・化学的髄核融解術後など手術に伴う医原性のもの
  • 外傷によるもの

最も多いのが変性によるもので、脊柱管が左右前後から狭くなる中心性、側方部が狭くなる外側性、すべりに よって生じるすべり症性の三つに分類できます。

馬尾神経が障害されるタイプと神経根が傷害されるタイプがあります

姿勢の影響があることが最もわかりやすい特徴であります。

骨性のトンネルが狭くなりその中を走行する神経が圧迫される姿勢、例えば立ったままや、歩行、腰を反らすような動作によりシビレや下肢痛・腰痛などが現われます。

その逆に、しゃがんで休息すると、これらの症状が一時的に治まるのが特徴で、これは間欠跛行と呼ばれます。
また、 自転車に乗っている間は症状が現われないのも特徴です。

症状の進行の仕方には大きくわけて2通りあります。

一つ目は、馬尾神経が障害されるタイプです。

いつの間にかわからない間に足のシビレを感じるようになったり、歩くとだんだんシビレが酷くなるため一時的に休めばよかったが、その時間が徐々に短くなってきたりします。
腰痛はでたりでなかったり、全くない場合もあります。

その他では、おしっこが出にくいや頻繁にいくなどの障害や足の裏のシビレなども見られることがあります。

二つ目は主に神経根が障害されていくタイプです。
これは、腰に負担がかかる仕事や動作などで、その翌日位に強い腰痛が生じ数日してから足のシビレや痛みなどがでてきます。
酷くなるとシビレや下肢痛の現われる頻度が増し痛みも強くなるのが特徴です。

どうして足にシビレがでるのか

何故、足にシビレがでるのか?は、足の神経の経路が腰にある馬尾と呼ばれる神経を通り脳に伝えられるため、足のシビレとして脳では認識されます。

このように、腰部で障害が起こると足の症状として脳が識別するために、私たちの感覚では足に原因があるのではないかと思ってしまうわけです。

足のシビレや痛みを感じる部位から腰臀部で障害を受けているおよその場所は識別が可能となります。

例えば膝の内側なら腰椎三番目、膝から下の内側に症状があれば腰椎4番目、膝から下の外側や親指から小指の間、足背側なら腰椎5番、膝から下の裏側や小指にかけてなら第一仙髄神経の障害ではないかと推定が出来ます。

一般的に、腰椎4番~5番にかけて最も多く発症しますので、ここを通る第5腰髄神経の障害が最も多く現われます。

このために、感覚障害として膝下から外側から親指(母指)にかけてのシビレや痛み、感覚鈍磨が現われ、 運動障害として、足首を上げるたり親指(母指)を上げる動作に力が入りにくくなったりしてきます。

運動障害は下垂足と呼ばれ代表的な症状といえます。

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