TOPページ > 急性期におけるぎっくり腰の対処と治療法

海外では脊柱・骨盤への手技療法(マニピュレーション)が有効と考えられています。

海外、ヨーロッパやアメリカなどでは、急性の腰痛に対してマニピュレーションが第一選択とされています。

発症から二週間以内に手技を受けた場合は、より改善度が高いが二週間を過ぎた例では改善度に差は認められないとされています。

「急性期におけるぎっくり腰の改善には市販の鎮痛薬とマニピュレーションによってもっとも安全に達成される」と勧告されているように、手技が最も有効な治療法であるのが世界の趨勢と言えます。

但し、日本国内においてカイロや整体など骨盤や脊柱への手技は、民間療法と位置付けられていますので、健康保険が基本的には適応されない事から、患者さん側も正規の医療ではないと考えられているのが実情と言えます。

たしかに、急性時の痛みに対する手法について一般的な治療法に比べより有効であると証明できるに足りるエビデンスは現在においてもありませんので、患者さんが安心出来る理論の確立が必要と言えます。

最善の対処の仕方は短期の安静に努めるです。

ぎっくり腰の対処

現在考えられる急性期の最も適切なぎっくり腰対処は一時的な安静であります。

軽症の例では、市販の塗り薬やシップなど非ステロイド外用薬を施していれば十分です。

しかし、痛みの症状が酷い場合には、近隣の整形外科を受診し消炎鎮痛剤や座薬などを処方してもらい、自宅に戻り数日安静にすることです。

急性状態において安静措置は有効ですが、必要以上じっとしていてもあまり変わりありませんので、動ける範囲で身の回りのことは対応しましょう。

重症の例では発症時から動けなく呼吸もしにくい状態になる例も少数存在しますので、そのような場合は、救急車を手配し病院で診てもらうことも必要です。

このような例では、座薬・ブロック注射などいかなる処置も効果がないため数日入院後、レントゲンやCT検査などから特定の原因が見当たらなければ退院することになりますので、自宅で落ち着いているほかありません。

自宅では横になり腰と膝をまるめ、最も痛みが少ない姿勢でラクにしましょう。

姿勢

横になって楽な姿勢でいても、激痛が続き、動きもままならないため、不安にもなりますが、どんなに酷い痛みでも数日~数週間で緩和してきますので心配要りません。

運動療法による対処は時と場合によっては有効

安静に対しては懐疑的な見解が多く「急性の痛みを起した患者さんは痛みの限度内でも日常生活を続ける事が安静や運動療法よりもすみやかに回復する」ことが判明しているとされます。

筆者が、病院勤務時に診た例では、全く動けない、あるいは動かすと激痛が生じる例などでは無理に動かすと悪化する場合があります。
また、早期より階段の昇降訓練などに取り組んだ結果、症状が悪化した患者さんも実際いらっしゃいます。

痛みの程度によっては、無理に動かすと相当な苦痛を伴う状態も考えられますので、その程度もよっては扱い方に注意必要です。

単に薬物を服用し横になっているよりも動ける範囲で日常生活を続ける事が有効に働く場合もあるのですが、すべての患者さんに当てはまらないと言えるでしょう。

ロックングの生じた仙腸関節面の滑走を正常にする矯正法

最も効果的なものと考えられる一つが手技による仙関節の正常な動きを取り戻す方法で急性期を少し過ぎた症状に有効です。

代表的なものでは、骨盤整体、AKA療法や関節内包矯正など、骨盤帯にある仙腸関節に着目した医師や施術家などによる手法が存在します。

多くは骨盤の歪みによる仙腸関節機能不全に起因し、ここがロックすることにより、骨盤帯を結ぶ筋・靱帯が異常緊張を起し腰下肢痛、シビレなど生じていますので、関節機能異常が検査から確認できれば大変有効な手法となりえます。

根本的に治すには仙腸関節を正常な滑走に戻すことで達成されますが、発症後、出来るだけ年月が経過 していないほど、良好な経過を辿るために、痛みが緩和して安心するのではなく、違和感が少しでも残っているようなら、骨盤の歪みは解消されていない可能性が高いため、早い目にロッキングが解消されているかそうでないか近隣の施術所で診てもらう事も必要です。

東洋医学の鍼灸治療法

最も即効性が高く急性症状を抑えると考えられるのが東洋医学の鍼灸治療です。

軽度から中程度の痛みに対しては、疼痛のある幹部にダイレクトに鍼を施すことで、痛みの軽減と可動性の改善も達成されます。

鍼を体内に刺すことで、患部の血流改善による痛み発痛物質を抑え、異常に緊張した筋や靱帯を弛緩 させることが出来、急性症状は緩和します。

最後に筆者の仙腸関節アプローチの経験より

筆者が病院で診て来た経験では、救急車で運ばれたり、運ばれた経験のある患者さんは、 動けなくなるほどの痛み発症前に、予兆があると言うことです。

これは過去に急性の痛み発症後、よくなったり悪くなったりを繰り返しながら年数が経過し、動けなくなる数日前や数週間前から、足のツッパリや腰の軽い違和感や重量感を覚えています。

はじめて痛みをを起した方は、主に重量物の中腰でも持ち上げの際に仙腸関節を捻挫する事が多いのですが、決してこれだけではありません、旅行カバンを移動する際や、自転車から降りる際などにも発症します。

筋筋膜性の痛みでも似たような症状になるのですが、決定的に違いところは痛む部位です。

はじめて患った方に注意して頂きたいのが、丁度、腰椎5番付近脊柱寄りが最も痛み、脊柱に沿って痛みの自覚がある場合は骨盤のネジレが原因で生じている可能性が高いため、根本的に治す必要があります。

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