TOPページぎっくり腰の対処と治療法 > ぎっくり腰の再発防止や予防上での問題点

現在の急性症状である痛みに対する手法は、限界を示していると言えます。

それぞれの団体独自や整形外科的テストに基ついて急性時に異常のある仙腸関節の動きを正常にしていきますが、 何度も腰痛をぶり返す患者さんではどのようなマニュピレーション(手技)を受けても以前とさほど変わらない、よくもって数日から数週間だけと言はれるのが実情であります。
また、従来の治療成績を上回るような結果はさほど上がっていなく、頭打ち状態であるため検証が必要です。

例えば民間療法でカイロプラクティックが整形外科の限界や不得意な部分を補う方法として世界的にも有名です。

しかし、整形外科とは異なったアプローチにおいても治療成績はさほど変わりません。

急性の腰痛症に対してカイロプラクティックが治癒率を早めたと事を示すデータがあるのは事実ですが、別のデータでは治癒するまでの期間は自然治癒の場合と同じと言う結果もでています。

統計の取り方によって相反する結果が導きだされたのでしょうが、慢性化した痛みについては触れられていません。

現在施されている骨盤矯正・脊柱療法における再発の防止や予防上での問題点について

  1. 見かけ上での骨盤帯の捻れや変位に基ついて矯正を行う。
  2. 触診の正確性に欠ける
  3. 矯正する方向や方法が間違っている。
  4. 足の長さの違いを重視するあまり、下肢長差が解消されればOKとする
  5. 動的・静的な動きを多角的に検証できていない。
  6. 手技の後すぐに、骨盤帯の位置関係を調べ正常になっていたらズレや歪みが解消できたとする
  7. 仙腸関節が正常な動きをとりも出したとしても、その後に運動・姿勢などの指導・養生ができていない。
  8. 徒手を施す前に比して痛みが少し軽なったと言はれる患者さんの言葉を信用してしまう。

例えば、見掛け上の片側の上方フィクセーション(仙腸関節の引っかかり)があるとして、それを解消するための矯正を慢性化したぎっくり腰の検査と骨盤矯正で記載しているように施しても根本的に改善 されないか、その時にだけしか効果がないと場合が殆んどだと考えられます。

これは上方で仙腸関節面に引っ掛かりがあるだけではなく、仙骨面に対し腸骨側の回旋が入っていると考えられ、急性期を過ぎても、何度も再発する例では、ネジレが固定化していると予測でき、歩行することで、さらにその回旋度合いを強めていきますので、それを解消するための方法が必要になります。

触診時、上後腸骨棘や上前腸骨棘の検査は慎重に数回わけてする必要があります。

患者さんをうつ伏せにして、上後腸骨棘を検査する場合は、指でこの骨の左右差を見るだけでなく、左右の骨の形状 や高さ、付着する靱帯の肥厚程度をしっかり把握し動的・静的な動きを見極めなければなりません。

但し、急性時には、痛みのため触診する事自体困難な事例あるため注意が必要です

上前腸骨棘においては立った状態、仰向けに寝た状態や時間的な位置関係の推移も確かめる必要があります。
そうしなければ矯正する方向自体、根本的なところでミスを犯してしまいます。

足の長さについても、見かけ上であるため、骨盤の変位方向が同じでも足が長く見えたり短く見えたり、同じに見えたりします。これに頼りすぎるとミスを犯します。

ある程度経験を積んだ術者ならご存知なのですが、脚長差は参考程度にしかなりません。

どんな矯正を施しても、よほどの酷い変形でない限り一時的に的に骨盤変位が正常になっているように見えますので、 矯正を行った後、軽い歩行や運動と一定の時間おいてから再度、触診により位置関係の変化と可動域の状態、正常な仙腸関節運動が行われているかどうか把握しなければなりません。 (出来るだけ時間を空けることが必要)

強く瞬時に圧をかけたり、圧し込んだりしても、よほど奇跡的でない限り仙腸関節面は正常な動きをとりもどせませんが、 もし、取り戻せたとしても、その後の生活面での指導がないと、将来的に急性の腰痛をぶり返しやすいと考えられます。

これは、靱帯が弛緩し仙腸関節が大変不安定な状態であると予測されるため、患者さんをそのまま帰してしまうと、筆者の経験では数日~3週間位で元に戻ってしまいやすいと言えます。

まれに、痛みの再発がない方もいらっしゃいますが、姿勢やお仕事の関係など偶然が重ならないと完治しません。

それと患者さん側から痛みが少し良くなったと言はれても、真剣に取り組んでいる術者に対して、よほどハッキリした人以外は悪いようには言いませんので、術者側の他動的な運動及び検査でも改善されている必要があります。

上記8つの点をクリアーすれば、急性的な腰痛再発を防ぎ完治に近つけると言えます。

最後に筆者自身の再発を防ぐ上での仙腸関節に対する手技を検証

ここでがぎっくり腰矯正手技の問題点を患者さんにも出来るだけ理解しやすいように極力専門用語は避けイラストを交え簡易的に解説してきましたが、ご不明な点や理解しにくいてもあるかと思います。

仙腸関節はは非常に複雑な動きをし、これまでの既往歴だけでなく、急性的に痛みをぶり返す患者さんは、その人固有な変位をしていますので、 治療法もマニュアル化されているものはありません。

実際、筆者自身もありとあらゆる手技に関する書籍に目を通してきましたが、理論的に納得できるものは一部を省いてありません。
また、その手法に整合性があると考えられるも のでも、実際に患者さんに対して効果があったかどうかのリサーチが必要となります。

たとえ理論的に妥当ではないかと考えられるものにおいても、上述のように患者さん個々の骨盤の歪みがあるため、 理論通りにはなっていないものを自身で検証する必要があります。

筆者自身は、療養型と一般入院型の病院 に勤務で腰痛患者を施術する機会に恵まれていたために、他の治療家や施術家の先生方に比べ検証例が豊富であるため、このホームページを立ち上げた次第です。

これで、全ての急性的に起こる腰痛の再発と予防ができるのかと言えば、そうではありません。

良くなったり悪化したりを繰り返し数十年経過し痛みが持病化している例などでは、いくら予防しても仙腸関節癒合不全を生じている可能性が高い例では、数ヶ月後に再発してしまう事もありますので、筆者自身も、まだまだ勉強の身であります。

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