TOPページ基礎知識 > 腸腰筋

腸腰筋は股関節を屈曲させる強力な働きがあります。

足を前方向にあげるための最も強大な筋肉と言えます。

この筋は、歩行の際に下肢を前に出す動作をしますので、我々が歩行する事を可能とし、体を前に倒す動作などにも力を発揮します。
また、股関節を外側に回す(外旋)動作にも作用しています。

この筋には大腰筋が含まれているため体を横に曲げる動作にも作用しています。

腸腰筋

強力な腸骨筋と大腰筋

腸骨筋は腸骨窩(骨盤内面)と下前腸骨棘のところからも起こり、そけい靱帯の下を通過して股関節内面にある小転子に付着しています。

大腰筋は浅層と深層に分けて考えられます。

浅部は第12胸椎と第1~4腰椎の側面から起こっています。

深部は第1腰椎から第5腰椎の肋骨突起から始まり骨盤内を走行し股関節内面(大腿骨骨頭)にある小転子に付着しています。

考察

非常に強力で、尚且つ深部を走行している大腰筋については、腰痛の原因として考慮する必要があると思いますが、頻度はそれほど多くありません。

腸骨筋は骨盤内から大腿骨骨頭間を走行していますので、腰とは直接的には関係がありません。

しかし、大腰筋の場合は腰椎から始まりますので、腰部の痛みの元が大腰筋である、或いは臀部を走行する他筋の緊張から 二次的に大腰筋に緊張が生じているなども考えられます。

そのため、腰痛改善の目的で、この筋を弛緩させる施術などが行われることがよくあります。

但し、大腰筋の単なる緊張ならそれでも構いませんが、どうして、この筋が異常緊張を起しているのか?が最も重要な点になります。